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トレッカーの目を楽しませる花々を、書籍「佐渡の花:携帯版」から一部抜粋してご紹介します。さあ、あなたはどの花に会うことができるでしょう。
ユキワリソウ花も大きく、花の色とシベの色の組み合わせも変化にとみ、太平洋側のもの(ミスミソウ・スハマソウ)と区別してオオミスミソウと呼ぶ。雪国を代表する美花。
シラネアオイ大佐渡の深山には、群れて群れて、咲いて咲いての花の道や沢が今も残っている。山草の女王の気品を漂わせる。日本の固有種で1科1属1種。
ヒトリシズカ花も美しい。名も美しい。清楚な白い花穂をつくる花が花びらも萼もなく裸の雌しべと裸の雄しべでできているストリップ・フラワー(裸花)である。
オオイワカガミ葉は長さ10センチをこし大きくイワカガミの数倍の大きさ。佐渡は全山に普通に広く分布する。佐渡ではムジナノザブトンとかムジナノフトンという。
キクザキイチゲ清楚で凛と咲き、あっという間に姿を消すスプリング・エフェメラル(春のはかない短命の植物)で、生態上「春季植物」である。
エンレイソウエンレイソウは延齢草の意味。初々しい花が咲くまで「齢を延ぶる」こと15年余もかかり、名まえもここから生まれた。葉の中央に果実の熟すのは6月。
カタクリうつむき姿が可憐。雑木林の下に、足のふみ場もないほど大群生し、訪れた人々は「日本一の群生」と賞賛する。
ザゼンソウ花の姿は座禅僧。アカ茶色の部分は仏炎苞といい、内部にある黄色の花の集りを包み守っている。同じ仲間のミズバショウは白い仏炎苞。
ニシキゴロモ北海道や九州にも分布するが日本海側に多い。名前は重ね咲くあり様を、女官の着た十二単にたとえた。花は淡紅色。
タムシバコブシは樹高10メートル以上にもなる高木。それに比べタムシバは樹高3〜4メートルと小さく、花は純白で紅味をおびない。
エゾエンゴサク地下にある球根を延胡索と呼び薬用した。花の色は目の覚めるような青空色。
エチゴキジムシロ五弁の黄花は鮮烈。和名は地面に広がる株を雉の座る筵に例えたという。大佐渡の平城畑(654メートル)のシバ草原は5月、エチゴキジムシロの黄花で埋まる。
ショウジョウバカマ渓谷や沢沿いの湿度が高く、常にしぶきがかかるような場所では岩場や沢辺一面を占拠する。春や秋に根生葉は紅紫色に色づいて「猩々色の袴」となる。
ヤマシャクヤク山草ブームで採られ少なくなったが、深山の湿り気のある腐植に富んだ林下に生える。白いふっくらとした花は優美で上品。
サンカヨウ深山の名花。幻の花である。大佐渡の東北部の尾根周辺の沢沿いに生える。花の命は短くて花のちょうどよい頃にはなかなか会えない。
チゴユリチゴユリ(稚児百合)。小さく可憐な花を稚児に見たててこの名がある。明るい湿り気のある雑木林の下などでは群生するが、ふつうはポツポツと点在する。
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